カリキュラム
3年間のまなび
積善会看護専門学校では、基礎分野、専門基礎分野、専門分野の大きく3つの分野があります。
基礎分野
基礎分野では、看護を学ぶ上で基礎となる内容を学びます。
人の生命にかかわる仕事であることから、命をかけがえのない唯一無二のものとして尊び慈しむ心を確認します。本校では選択科目の「芸術」を通して感性を磨き、看護に必要な豊かな人間性を養います。そして、看護の対象である人が人間として成長していくうえでの社会とのかかわりについて学び、自己のもつ価値観など自己への気づきを深めながら、看護実践の基礎となる人間関係構築力を身につけます。
看護に必要な援助技術の仕組みや原理、事象・現象の根拠を、また、現代の健康観を基盤にした健康・運動に関する基礎的な知識を学びます。そして、情報倫理に基づき多様な情報を整理し活用できる能力と、論理的に思考しそれを表現できる能力を養うことを目標とします。さらには、国際化する医療現場に対応できるよう基本的言語能力を養います。
分野 | 内容 | 科目名 | 単位 | 時間数 |
---|---|---|---|---|
基礎分野 | 科学的思考の基盤、 人間と生活・社会の理解 | 国語表現法 | 1 | 30 |
看護物理学 | 1 | 30 | ||
生命科学 | 1 | 15 | ||
情報処理Ⅰ | 1 | 15 | ||
情報処理Ⅱ | 1 | 15 | ||
人間関係論 | 1 | 45 | ||
心理学 | 1 | 15 | ||
看護カウンセリング | 1 | 30 | ||
教育と人権 | 1 | 30 | ||
家族社会学 | 1 | 15 | ||
保健体育 | 1 | 30 | ||
看護英会話 | 1 | 30 | ||
生活と芸術 (音楽、陶芸、華道より1つを選択) | 2 | 45 |
専門基礎分野
専門基礎分野では、看護を学ぶ上で基礎となる医学的な内容を学びます。
人体を系統立てて理解し、疾病の成り立ちと回復過程について学ぶことで、臨床判断するための基盤を構築します。そして、看護を取り巻く社会的な仕組みを学び、看護の役割や課題を理解していきます。
また、医療倫理と看護倫理では、本校の教育理念「人を思いやる心」すなわち、人々の生命・人生を尊び、人としての権利を尊重し思いやりのある人間性を養うことを目標にしています。
分野 | 内容 | 科目名 | 単位 | 時間数 |
---|---|---|---|---|
専門基礎分野 | 人体の構造と機能 | 解剖生理学Ⅰ | 1 | 15 |
解剖生理学Ⅱ | 2 | 45 | ||
解剖生理学Ⅲ | 2 | 45 | ||
解剖生理学Ⅳ | 2 | 45 | ||
代謝栄養学 | 1 | 15 | ||
疾病の成り立ちと 回復の促進 | 病理学総論Ⅰ | 1 | 30 | |
病理学総論Ⅱ | 1 | 30 | ||
病理学各論Ⅰ | 2 | 45 | ||
病理学各論Ⅱ | 1 | 30 | ||
病理学各論Ⅲ | 1 | 15 | ||
微生物学 | 1 | 30 | ||
薬理学総論 | 1 | 15 | ||
薬理学各論 | 1 | 30 | ||
健康支援と 社会保障制度 | 公衆衛生学 | 1 | 15 | |
社会福祉論Ⅰ | 1 | 15 | ||
社会福祉論Ⅱ | 1 | 15 | ||
看護と法律 | 1 | 15 | ||
保健医療論 | 1 | 15 | ||
医療倫理と看護倫理 | 1 | 15 |
専門分野
専門分野では、看護学の土台となる原理原則を身につけ、基本となる倫理・知識・技術並びに、専門職としての態度·行動(プロフェッションフッド)についての内容を学びます。
対象を全人的に理解し、あらゆる看護の場や対象特性に応じた臨床判断と、看護実践を科学的根拠に基づき理解します。そして、地域包括ケア・地域共生社会の実現のために、個人および集団として日常社会生活を営む過程において起こる、あらゆる健康上の課題を把握し、支援するための知識・技術・態度・行動を学科および臨地実習を通して学ぷことを目標とします。この専門分野の中でも、精神看護学は対象発達特性を示す他の専門分野の領域にそれぞれつながっているため、本校では専門分野の中心に存在するものとして位置づけています。
さらに、医療安全や災害看護、組織の一員として活動できるための看護管理についても学びます。
分野 | 内容 | 科目名 | 単位 | 時間数 |
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専門分野 | 基礎看護学 | 看護学概論 | 1 | 30 |
看護行為に共通する技術 | 1 | 30 | ||
ヘルスアセスメント | 2 | 45 | ||
日常生活援助技術Ⅰ | 2 | 45 | ||
日常生活援助技術Ⅱ | 1 | 30 | ||
日常生活援助技術Ⅲ | 1 | 30 | ||
診療に伴う援助技術 | 1 | 45 | ||
看護実践の方法論 | 1 | 45 | ||
臨床看護総論 | 1 | 15 | ||
地域・在宅看護論 | 地域・在宅看護概論Ⅰ | 1 | 45 | |
地域・在宅看護概論Ⅱ | 1 | 15 | ||
地域・在宅看護技術 | 2 | 45 | ||
地域・在宅臨床看護 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護と家族 | 1 | 15 | ||
成人看護学 | 成人看護学概論 | 1 | 30 | |
成人看護技術 | 1 | 30 | ||
成人臨床看護Ⅰ | 2 | 45 | ||
成人臨床看護Ⅱ | 2 | 45 | ||
成人臨床看護Ⅲ | 1 | 15 | ||
老年看護学 | 老年看護学概論 | 1 | 30 | |
老年看護技術 | 2 | 45 | ||
老年臨床看護 | 1 | 30 | ||
小児看護学 | 小児看護学概論 | 1 | 30 | |
小児看護技術 | 2 | 45 | ||
小児臨床看護 | 1 | 30 | ||
母性看護学 | 母性看護学概論 | 1 | 30 | |
母性臨床看護Ⅰ | 1 | 15 | ||
母性臨床看護Ⅱ | 1 | 30 | ||
母性臨床看護Ⅲ | 1 | 30 | ||
精神看護学 | 精神看護学概論 | 1 | 30 | |
精神看護技術 | 1 | 30 | ||
精神臨床看護 | 2 | 45 | ||
看護の統合と実践 | 看護管理・看護観の形成 | 1 | 30 | |
医療安全 | 1 | 30 | ||
災害看護と国際看護 | 1 | 30 | ||
看護技術の統合 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護論 | 地域・在宅看護論実習A | 1 | 45 | |
地域・在宅看護論実習B | 2 | 60 | ||
成人・老年看護学 | 成人・老年看護学実習A | 3 | 120 | |
成人・老年看護学実習B | 3 | 105 | ||
専門分野 (臨地実習) | 基礎看護学 | 基礎看護学実習Ⅰ | 2 | 90 |
基礎看護学実習Ⅱ | 3 | 120 | ||
老年看護学 | 老年看護学実習 | 1 | 45 | |
小児看護学 | 小児看護学実習 | 2 | 80 | |
母性看護学 | 母性看護学実習 | 2 | 80 | |
精神看護学 | 精神看護学実習 | 3 | 120 | |
看護の統合と実践 | 看護の統合と実践実習 | 2 | 90 |
卒業時には自分自身が努力して得る沢山の梅の実を抱えていることでしょう。